開店休業

やりたいことは我慢せず、気の進まないことはしない。と決めたオトコの日記。

激しく丁寧に

あるライブの映像を見た。

ギターを激しく搔き鳴らし、叫ぶように歌う。聴くものを揺さぶる映像だった。

 

こういうのってただ激しいだけではココロには響かない。激しいからといって決して雑ではない。激しく見えて実はすごく丁寧。楽曲ももちろん丹念に作られていることも感じさせられるし、確かな演奏力や歌唱力があってこそでもある。何より楽曲をそして楽器をそしてオーディエンスを愛おしむかのような演奏だった。


ところで、あるバンドやミュージシャンがブレークするひとつ前のアルバムって良いと思いませんか?

ぼくは擦り切れるほど聴き込むアルバムはブレーク直前の一枚が結構ある。

 

激しさと丁寧さのバランスが絶妙なのだと思う。

テクニックや初期衝動など色々な要素がとてもいいバランスで揃ってきてピーク(ブレイク)に向かう姿が記録されているのかなと思う。いわゆる旬の時期なのかな。

 

激しさと丁寧さって、情熱とテクニックのバランスの現れ方のように思うのだ。そして、そのバランスを崩すことなく成長を続けることが出来る人達が、長く愛されるミュージシャンになっていくのだろう。

 

例えばTOTOのスティーブ・ルカサーが六本木のビートルズバーでギターを弾くと、それまで演奏していた日本人のバンドと同じ楽器なのに音色が全然違うんですよ。チープ・トリックのロビン・ザンダーは、酔っぱらってビートルズを歌っても全然キーが崩れない。

 

長年に渡り多くのミュージシャンの来日をサポートしてきた方の言葉である。このレベルの人達の技術力は計り知れないなと思わせられる。

 

ぼくもいい歳である。しっかりテクニックを磨き情熱に火を灯し「激しく、そして丁寧に」、このバランスを大切に仕事や趣味に取り組んでいこう。

 

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